赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

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犬の旅人 第4話

 ~犬の旅人~ 第4話


 「お前達は、何故最後までやりあわないのだ! 腹を見せ服従のポーズをとるまで喧嘩は終わってはならないのだ! そもそもお前たちは何のために喧嘩を始めたのだ。」

 「おおぉぅ、マジでしゃべってるぜ。」

 「事実は小説よりってやつだな。」

 こいつらは、話を全く聞く気がない! 私は本物の喧嘩をこのジャリ共の体に叩き込むことにし、少年達に正々堂々不意打ちを喰らわせた。

 奇襲…、闘いにおいてこれ程有効な手立てがあるのだろうか?

 私は、この愚かなる少年達に怒りのわん吉アタック(単なる嚙付)を何度も、そう何度も味あわせてやった。

 やつ等が、泣いても2・3回おまけに噛んでやった。

 私はひとしきり満足を得、少年達を正座させ話の続きにうつることにした。

 「こいつが俺の‘どんべえ‘のお揚げを食べたんです。」震えながら少年は切り出した。

 「ひと口くれっていうから、渡したら、こともあろうにお揚げをひと口で平らげたんです。 最後に食べようと楽しみにしてたのに。」

 「ごめん、お揚げの誘惑に勝てなかったんだ。 あいつの誘惑は強烈すぎたんだよ、でもホントにごめん。」バツの悪そうな顔でもう1人の少年は謝った。

 「もういいよ。 でも今度何か奢れよ。」

 「あぁ、今度お稲荷でも奢るよ。」

 少年達はお互いを見合わせ笑顔を見せ合った。

 これだ、この感覚が分からない。

 私は何故、あれほど憎しみあって者がこうも仲良くできるのか問いただした。

 「う~ん、友達だし、言うのも恥ずかしいけど友情ってそんなものじゃない?」

 「そうそう、友達は喧嘩もするけど、すぐ仲直りするんだ。 それが友情ってやつだ!」

 友情? また分からない言葉が出てきた。 

 友情、他者との間で芽生える、互いを大事にする心。
 
 彼らは、拙い表現で何度も言い直し、結論としてそう定義した。

 恋愛と違うのか?と聞いたが、それとは若干違うらしい。 ホントに人間の思考は複雑だ。

 その後、少年達にハンバーガーをご馳走してもらい、私達は友達になった。

 私はお礼に、もう一度ずつ噛み付いて少年達と別れた。

 (つづく)
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犬の旅人 第3話


 ~犬の旅人~ 第3話

 私は、犬の旅人。

 みんなのアイドル豆柴で、名を「わん吉」と言う。

 私には秘められた能力がある。

 私は、人語を理解し、話せるのだ。

 私にもかつてはご主人様がいたが、とあることがきっかけで、私は旅を始めた。

 真のご主人様を探す旅を。


 私はある河川敷で2人の少年を見ている。

 少年たちは、己の感情と力をむき出しにお互いを殴りあっている。

 人の喧嘩を見るのは初めてだ。

 人間は自分の感情をぶつける時があっても、手を出すことはなく、あくまで口で相手を倒そうとする。 犬同士の威嚇のために吼え合うのとはまるで違う次元で喧嘩をする。

 だから私は、人にはキバがないため肉体的な喧嘩はしないものだと思っていた。

 しかし目の前で、少年たちは殴りあっている。 憎い敵を完膚なきまでに叩きのめす…素晴らしい、それこそ私にとってのロジックだ。

 私は彼らに見とれていた。

 そのうち彼らの動きが鈍り始め、次第にこぶしを出す回数が減っていき、遂にはお互い立ち尽くすのみとなった。

 私は、気になった。 

 彼らはどうやって勝者を決めるのか? 降伏の合図はどう出すのかと?

 
 私は事の終わりを見届けるために、彼らの側に近寄った。

 だが、それは私の予想していた終わりとはまるで違ったものだった。

 少年の1人が切り出した。

 「悪かった。」と。

 もう1人の少年は「もういいよ、なんかスカッとした。」と答え手を差し伸べた。

 2人は、固く握手をし晴れ晴れとした笑顔を見せている。

 「なんだそれは!! お互いが憎しみあって、始めた喧嘩であろうが、何故相手が降伏するまでやり合わないのだ!!」 私は、この釈然としない終わりに納得できずに2人に叫んだ。

 「うおぉ、なんだコイツ! 今しゃべらなかったか?」

 「あぁ、確かにコイツがしゃべった。」

 少年たちは、好奇と奇異の目でこちらをまじまじと見ている。

 私は腹を立たせながら2人に質問することにした。

 (つづく)

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犬の旅人 第2話

     ~犬の旅人~ 第2話

 「なぁ、わん吉さん。 俺はたった今振られちゃたよ。」
 
 青年は、私にそう語りかけてきた。 正直ハンバーガーに夢中なのでそっとして欲しいのだが、食事の礼の代わりに私は話に付き合うことにした。 
 
 「青年よ、女が発情期になった時に本能のままに迫れば良いのだ。 私はそれで成功しているぞ。」

 「くくくっ、いかにもお犬様だな。  わん吉さん、人には感情があって、それが行動を左右するんだよ。
本能のままに動けば恋が上手くいくわけじゃないんだ。」

 「恋愛か…、私にはよく分からんな。 自分が感じたままに動けばよいのではないのか?」

 「自分だけのことならそれでいいさ。 でも恋愛はそれぞれ感情を持っている者どうしが、お互いを尊重し合ってするものなんだよ。 自分の気持ちだけで動いて、それでいいってものではないのさ。」

 気持ちの尊重か、そういえば前のご主人様は私のことをどう思っていたのだろう。

 思えば私は、真のご主人様を探し求め旅を始めたが、その理想像ができていない。

 私は、青年としばらく恋愛について話合い、人の恋というものを学んだ。

 とても楽しく、時に切ない恋というものを…。


 その日は一晩ゆっくり休み、私は公園を出た。

 昨日の青年との会話で、私は人間の気持ちに興味を持ち始めた。

 これから私は真のご主人様を探すため、しばらく人を学ぶことを心に決めて

 (つづく)
 

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犬の旅人 第1話

 ~犬の旅人~    作者 白い悪魔 


 私は、犬の旅人。

 みんなのアイドル豆柴で、名を「わん吉」と言う。

 私には秘められた能力がある。

 私は、人語を理解し、話せるのだ。

 私にもかつてはご主人様がいたが、とあることがきっかけで、私は旅を始めた。

 真のご主人様を探す旅を。



 私は今日も歩き回り、夜更け過ぎにとある公園へたどり着いた。

 何か食べ物と、今夜の寝床を探すために公園内を歩き回ると、外灯下のベンチにひどく疲れた様子で青年がハンバーガーを片手に座っている。

 ハンバーガー…、私の好物の一つである。

 何とかして、いただけないものか?
 
 私は彼に交渉を持ちかけることにした。

 「失礼だが青年よ、もしよろしければ、そのハンバーガーを譲っていただけないか? 私は、わん吉、とあるものを探し求め旅をしているのだが今日は一日何も食べていないのだよ。」

 青年は、驚いた様子で周りを見渡したが、他に誰もいないことが分かり、おずおずと私に話しかけてきた。

 「お前が話しかけてきたのか?」

 「うむ。 ハンバーガーは私の好物でな。 是非ともいただきたいのだ。」

 「ハハハッ、世の中面白いことがあるものだな。 いいよ食べな、どうせ食欲ないし食べてくれよ。」

 ミッションコンプリートである。

 無我夢中でハンバーガーにかぶりつき始めた私に、青年は語りかけてきた…。    

(つづく)

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考える人

       4




考える人は今回もくだらないことを考えている。
この現実だと思っている世界のことだ。
いま人間が住んでいるこの世界ができる確立は物凄く低いらしい。
何億分の一とか何兆分の一とか、そんなレベルではないらしい。
どうやらこの世界は何者かが作ったと考えたほうが合点がいくらしい。
ひょっとしたら、自分の記憶はこの話が作られたときに、この世界の作者によって作られたのかもしれない。
この世界の作者はなにげない小説の中で作られた世界であることを自分に気づかせるために合図を送ってくるかもしれない。
今、考える人はしょうもない小説を読んでいる。
この現実だと思える世界が作られた世界なのか?
考える人はきっとこの世界の作者がいるとしたら合図を送って欲しいと思うだろう。
以前考える人が考えたこと、あれをみても君は自分が考えたってことを思い出さなかったね。
自分が考えたことが何故こんなところで書かれているんだろう?なんて思ってほしかったんだけど、完全に忘れているようで、なんとも思わずに読んでいたね。
ちょっと合図が弱かったかな?
どうやらもっと明確に合図を与えないと気づかないのかな?
では合図を送って見よう。
「お~い。
きこえるかい?
君だよ、
君。
これを読んでいる君、君のことだよ。
そうです、君がこの話の主役「考える人」です。実はね、君がこれまでに体験したと思っている記憶もついこのあいだできたばかりなんだよ。そして君が現実だと思って過ごしているこの世界は・・・・・・なんてね。」
たぶん冗談に聞こえただろう。しかし、この世界が作られた世界であることを本当は君に知られたくないから、こんなふうに冗談っぽく伝えているのかもしれないね。
今、きっと君はまた考える人になっている。





         完

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