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赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

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ライバル

          4




久しぶりの電車だ。隣にはあの若造がいる。
若造は相変わらず豪快な鼻息でプレッシャーをかけてきている。
そんな事をしている間に駅に着き、ドアが開いた。
リベンジ開始である。
若造は相変わらず客をなぎ倒しながら一直線に進んでいる。
若造は男にとっては、もはや敵ではなかった。
男は物凄いスピードで進む。ダンスを踊るかのごとく、華麗に通行人をかわしつつ、見知らぬ女性に余裕の投げキッスまで披露する。
圧勝である。
男は改札をくぐるとニンニクをかじりながら若造が来るのを待っていた。
くやしそうな顔をする若造の顔面にニンニク臭いつばを吐きかける。
この世界では、敗者はなにも言えない。厳しい世界である。
若造はその日以来現れなかった・・・。
それから一日が過ぎ、一週間が過ぎ、一ヶ月が過ぎた。
頂点を極めてしまった男に襲う、敵がいない単調な毎日。
その日も雷がなり、強い雨が降っていた。
気の抜けたような男に、隣の車両からどす黒いオーラをまとい近づいてくる男がいる。
若造だ!若造の体は黒光りしていた。
よほど鍛えてきたのだろう。筋肉の張り具合、テカリ具合が尋常ではない。
それを見た男の目は生き生きとしてくる。
ライバルとの戦い、それは人生を充実させる、最高の娯楽なのかもしれない。




           完
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ライバル

          3



若造を倒すには圧倒的なスピードを身につけるしかない。
なにはともあれ、ダッシュをしまくる事だろう。
男は坂道を何度も何度も駆け上がる。木を客に見立て、ジグザグによけながらダッシュ。
切符を改札機に素早く通すように、素手で魚を捕らえる。
男は徹底的に自分の体を痛めつけた。
一ヶ月が過ぎた頃には男の体は別人のように引き締まっていた。
全身がまるでバネのようだ。
男は山ごもりの仕上げに熊と戦うことにした。
相手はこのあたりで噂の人食い熊「熊のプーサン」である。
男は熊のねぐらの近くをうろつく。
熊のプーサンは男を見つけると、牙をむきだし、本能のままに襲い掛かってきた。
男は高速で左右に動き熊をほんろうする。あまりの速さに残像が見える。
熊は鋭いこぶしを男に突きたててくる。
男はそのこぶしを通行人に見立て避ける。
そして隙をつき、切符を改札機に入れるように熊の眉間に一撃を加えた。
前のめりに倒れる熊。まだ息はしているようだ。
その様子を見ていた小熊が心配そうに親熊にかけよってきた。
「命まではとるまい」男の渋いセリフに木々がざわめく。
修行を終えた男は山を後にした。




           続く

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ライバル

          2




男は華麗にダンスを踊るかのごとく、駅の構内にいる客を避けながら進んでいく。
男は思った。(若造め!そんな無駄な筋肉をつけては、客を避けるときに邪魔でしかたないだろう。
この勝負は圧勝だな)と。
男は余裕の笑みを浮かべながら若造の方を見てみると、あまりの衝撃に鼻汁がでてしまった。
若造は自慢の筋肉で、前にいる通行人をなぎ倒しながら直進している。
通行人をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、鬼のような形相で一直線に進んでいく。
「ありえへん!」生粋の関東育ちの男が、あまりの出来事につい関西弁つかってしまった。
ジグザグに進む男に対して、若造は直進で進んでいる。
勝負ありだった。
改札を先に通過した若造は、くやしそうな顔をする男の顔面につばを吐きかけた。
この世界では、敗者はなにも言えない。厳しい世界である。
若造は高笑いをしながら町へと消えていった。
くやしがる男。
次の日、また次の日と、男は若造に勝負を挑むが、結果は同じであった。
そして、そのつど顔面につばを吐きかけられた。
このままでは若造には勝てないだろう。
男は修行のため、山ごもりをすることにした。




           続く

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ライバル

           1



男は死んだ魚のような目をしていた。
なにも変わらない単調な毎日。
そんな男にも自分ルールがある。
自分ルールとは、階段を絶対に一段飛ばしで登る等、自分で決めたルールである。
男の自分ルールは、電車を降りてから改札を一番に通過する事である。
三ヶ月前にこの自分ルールを作ってからは、同じ電車に乗っていた客の中で、一番に改札を通過している。
そんなある日、奴が現れたのだった。
その日は雷を伴う強い雨が降っていた。
同じ車両の同じドアの前で、奴は明らかに他の客とは違うオーラをまとっていた。
奴は男より一回り若いようだ。服装はピチピチのTシャツにピチピチの短パン。
筋肉はムキムキしている。さらに体に油を塗りテカリまで出してやがる。
男と奴は目があった瞬間に直感した。お互いが一番に改札を通過したい事を・・・。
男は思った。(この若造・・・できる)と。
若造は豪快な鼻息を男に吹きかけ威圧してくる。
電車は駅に着き、ドアが開いた。
仁義無き勝負が始まった。




            続く

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