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赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

老人と草

         4


対局が中盤を過ぎた頃、臭男の弱々しい声が聞こえてきた。
「じじい・・絶対・・優勝しろ・・よな・・俺たちの夢を・・かなえてくれよ・・」
臭男の心の声が途絶えた。
老人は心の中では号泣していた。
しかし、対戦相手に弱みを見せるわけにはいかない。
平静を装い、たんたんと将棋を指していく。
老人はいままでにないほど集中している。もの凄い集中力だ。
長い戦いの末、老人は対戦相手を破り、ついに優勝した。
「やったぞ臭男・・・」
しかし老人の顔は悲しそうだった・・・。
あの優勝から半年がたち、また春の季節がやってきた。
あの日、優勝カップと共に臭男を埋めた場所にやってきた。
そこには若々しい芽が出ていた。
懐かしい声が聞こえる。
「じじいがよぼよぼと歩いてやがるぜ。」
「よぼよぼで悪かったな。」
老人の目から喜びの涙があふれた。



         完
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老人と草

         3


そして月日はたち、将棋のアマチュア大会の日がやってきた。
最近臭男の調子があまりよくない。今日は特に調子が悪そうだ。
「臭男、大丈夫か?」老人は大会より臭男のほうが心配だ。
「大丈夫さ、じじい!絶対優勝しようぜ!」臭男は老人にいう。
大会が始まり、老人は臭男の力を借りて順調に勝ち進み決勝まできた。
どんどん調子が悪くなる臭男。
「もう棄権して帰ろう臭男」老人はもう将棋どころではない。
「ばかやろう!ここまできたら夢をかなえようぜ!これはもう俺の夢でもあるんだ!」
臭男の言葉にハッとする老人。
気合を入れなおしたところで決勝が始まった。



         続く

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老人と草

         2


老人は草を持ち帰った。
これから一緒に生活をするために、老人は草に名前をつけてやろうと思った。
「草では呼びにくいから名前をつけてやろう。青臭いから臭男じゃ。」
老人の抜群のセンスに臭男は文句をつける。
「このじじい!ダセ~名前つけやがって!臭そうじゃないか!」
文句をいいながらも名前をつけてもらい、案外うれしそうだ。
老人と臭男の共同生活が始まった。
老人は話し相手ができて毎日楽しそうだ。
臭男は、口は悪いが案外やさしくて、老人とも気が合う。
そんなある日、老人は臭男に言った。
「わしは昔、将棋指しを目指しておって、今の夢はアマチュア大会で優勝することじゃ。」
臭男は言う「だったらその夢かなえようぜ!俺が対戦相手の心を読んでやるぜ!」
老人はありがたくアマチュア大会に出る事にした。



          続く

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老人と草

        1


ここに一人の年老いた男がいる。
三年前に妻に先立たれ、老人は一人暮らしをしていた。
趣味は将棋と山歩きだ。
ある日、老人は趣味の山歩きをしていた。
老人には特殊能力がある。植物の心が読めるのだ。
山歩きは草や木の会話が聞こえて楽しいのだ。
そんななか、生意気な草の声が聞こえてきた。
「じじいがよぼよぼと歩いてやがるぜ。」
老人は思った。「よぼよぼで悪かったな。」
植物の声が聞こえてきた「なに!もしかしてこのじじい、俺様の心が読めるのか!」。
老人も驚いた「いったいなんじゃ、この草!わしの心が読めるのか!」。
いまだかつて老人は人の心が読める草に出会ったことが無かった。
運命の出会いである。



         続く

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幽体離脱

        4


「俺は!絶対!女湯をのぞくんだ~~!」
男は勇気を振り絞り飛んだ。
「うおおおお~~~!!」
恐怖で少し鼻水が垂れたが、なんとか飛べた。
怖いことは怖いが、飛んでみると意外と気持ちがいい。
男は一直線で近くの銭湯に向かった。
「ぐははははは、待っていろ女達、ぐへへへ、うわああ~~」
突然バランスが崩れる。うまく飛べない。
きりもみをしながら落ちていく男を激しい恐怖が襲う。
「ぎゃ~~~、し、死ぬ~~」
男の意識が徐々に薄れていく。
気がつくと男は汗まみれでベッドに横たわっていた。
「はっ、体に戻った。」
どうやら、まだ金縛りは続いているようだ。
死にかけたうえに、女湯も見れなかったが、男の顔はどこか満足気である。
なぜなら女湯は見られなかったが、ひとときの夢をみることができたから・・・。



        完

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幽体離脱

         3


男は意識で壁をすり抜けようとしてみた。
抜けられた。
今度は宙に浮いてみようと思った。
浮いた。しかしなかなかうまく飛べない。
「まあいいだろう。それでは参りましょうか。」
男の鼻息は荒い。
男の家はマンションの5階である。
男の意識はベランダにでた。
「うわ~飛ぶの怖い~~!」
男は怖気づいた。
男の鼻息も静まる。
落ちても死なないとは思うがなかなか飛べない。



         続く

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幽体離脱

         2


「やばいよ、やばいよ。」
男は体に意識を重ねてみた。
しかし、意識は体に戻らない。
「このまま戻らなかったら死んでしまうのかな?」
男の脳裏に不安がよぎる。
「どうする俺!冷静になるんだ俺!」
落ち着きを取り戻し、冷静になった男は思いついた。
{ひょっとして色々見るチャンスなのではなかろうか}と。
男は手始めに女湯をのぞこうと思った。



         続く

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幽体離脱

         1


「くそ~!いったいなんだ、この恐怖感は」。
男は金縛りにあっていた。
金縛り中は異常な恐怖を感じるものである。
男はこの恐怖を終わらせるために、一気に起き上がろうとした。
「ふん~~!・・・・・な、な、な、なんじゃこりゃ~~!」
気合と共に男は起き上がった・・・つもりだった。
しかし意識は起き上がった位置にあるのに、体は寝ているままだ。
なんと男は幽体離脱をしてしまったのである。



          続く

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花より団子

         4



女性はちょっとびっくりした顔をし、少しもうしわけなさそうに言った。
「桜って近くからみると、粒粒してる感じが気持ち悪い気がするんです。」
男は近くの桜を見てみると、気持ち悪い感じがなんとなくわかった。
「遠くからみると、何かの虫の卵がはりついているようにみえるんです。」
男は遠くの桜を見てみると、確かに何かの虫の卵がはりついているように見えた。
女性は花が好きでみていたのではなかったのである。
男はがっがりして仲間のもとに戻った。
周りをみてもさっぱりきれいにみえない。
いちど虫の卵と思い込んでしまうと、そうみえてしまうのである。
がっかりした男を尻目に、仲間たちはベロベロに酔いながら楽しそうに話している。
男も酒をがぶ飲みする。
飲んでいるうちに楽しくなってきた。
仲間とおいしい酒を飲んで、おいしい食べ物を食べてふと思った。
(日本人はやっぱり花より団子だな。)



          完

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