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赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

宇宙人

        4



シルバーが宇宙船に吸い込まれていった日から数日がたっていた。
太郎はシルバーがいつもいた場所に毎日通っていたが、そこにシルバーの姿は無い。
「シルバー無事かなぁ・・・」
太郎はシルバーの怪我が心配だった。
さらに数日が過ぎたころ、いつもシルバーがいた場所にひとつの箱がおいてあった。
太郎が箱を開けてみると、中には手紙とシルバーがいつも大事そうに身につけていたライオンの指輪が入っていた。
手紙にはこう書かれていた。
「親分、元気にしてますか。自分はすっかり元気です。
この星に来た目的は地球人達に恐怖を与えてやることでした。
自分はこの星に来る前は、地球人は気に入らないと思っていました。でも親分に会ってなんか地球人が大好きになりました。
よく知りもしないで嫌いだって言っちゃうことあるよね。
人や物事は見ただけではわからない、触れて見て接して見て初めて良さがわかるものだよね。
親分に大切なことを教わった気がします。
親分、友情の証として親分の欲しがっていたライオンの指輪をあげます。
大事にしてくれると凄く嬉しいです。
あ~あ、親分に会いたいなあ・・・
自分は今、用事ができて地球には当分の間遊びに行けないようです。
親分が大きくなったらきっとまた会いにきますね。
そしたらまた一緒にスダコサンとヨッチャンイカを食べながら遊びましょう。
親分、いままでありがとう。めちゃくちゃ楽しかったよ。

         シルバーより        」

手紙を読み終えた太郎の目には涙がたまっている。
「シルバー、無事でよかった・・・。」
泣かないように我慢しようとしたが、太郎の頬を涙が一滴流れた。
ライオンの指輪を握り締め、太郎は空に向かって大声で叫んだ。
「シルバー!聞こえるか~~!親分命令だ~!絶対!絶対また会いにこいよ~!」
少年の声が空に吸い込まれていく。
大空のかなたであいつが笑っているような気がした。



        完
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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

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宇宙人

       3



「親分本気で怒っていたな・・・」
太郎を怒らせてしまったあの日以来、シルバーは何もする気が起こらず、ただぼんやりと過ごしていた。
そしてシルバーは宇宙人的発想でひらめいた。
「そうだ!スダコサンとヨッチャンイカを大量に買ってたら、臭いにつられて親分も遊びに来るかもしれないな。」
シルバーは駄菓子屋にスダコサンとヨッチャンイカを買いに行った。
駄菓子屋でありったけのスダコサンとヨッチャンイカを買うという大人買いをした帰り道、シルバーは太郎とばったり出会ってしまった。
太郎はシルバーをみると何も言わず走り去ろうとした。
「親分、ちょっと待ってくれ。」
シルバーは太郎の腕を掴んだ。
太郎はシルバーの腕を振りほどくとシルバーの腹に一発パンチをした。
「お前は悪い宇宙人だったんだな、お前のせいで・・・お前のせいで・・・お前なんか大っ嫌いだ!」
太郎はシルバーに攻撃をくわえると、目に涙を浮かべながら走りだした。
「親分・・・」
シルバーは太郎を黙ってみていることしかできなかった。
そのときである。太郎が道路を渡ろうとすると、物凄い勢いの暴走トラックが街路樹をなぎ倒しながら太郎に突進してきた。
ドライバーは「酒は男のガソリンだぜ!グェエエ~ヘヘヘ!」、といわんばかりに炙ったイカを酒の肴に一升瓶の酒をラッパ飲みしながらご機嫌に運転している。
「親分危ない!」
太郎がトラックにはねられそうになったとき、シルバーは地球人離れした脚力でトラックの前に立ち、「僕は死にましぇ~ん」とばかりに地球人離れしたパワーで身をていしてトラックを受け止めたのだ。
物凄い衝撃がシルバーを襲った。
トラックは止まり太郎は助かったが、シルバーはその場に倒れこみぐったりしている。
「シルバー!しっかりしろ!シルバー~~!」
「親分・・・無事でよかった・・・この前は・・・ごめんよ。」
「シルバー、馬鹿野郎そんな事どうでもいい!しっかりしろ!」
太郎の叫びもむなしく、シルバーの目はだんだんと閉じていく。
「シルバー~~!」
太郎の叫び声があたりに響く。
そのとき宇宙船がどこからともなくやってきて、シルバーを不思議な光が包んだ。
シルバーは宇宙船に吸い込まれていった。




       続く

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宇宙人

        2




「シルバー、二人でスダコサンとヨッチャンイカを食べると倍旨いよな。」
シルバーとは宇宙人のアダナである。銀色のパツパツのタイツを着ているからだ。
「確かに旨いな、親分のおいしそうに食べてる笑顔を見ながら食べると10倍旨いぞ。」
シルバーは太郎のことを親分と呼ばされていた。
少年と宇宙人は毎日かくれんぼをしたり、民主党政権に対する熱い議論を交わしたりして遊んでいた。
そんなこんなで今日は日曜日である。
太郎は親と出かけるらしく今日は来ないらしい。
シルバーは当初の目的通り、地球人に恐怖を与えることにした。
シルバーがやってきたのは映画館であった。
今、大人も子供も泣けると評判の映画が上映されているのだ。
シルバーは映画を見ながらじっとそのときをうかがっていた。
そして映画は感動のラストシーンを迎えるそのときである。
「今だ~!ジャスト ナウ!」
プ~ブリブリブーボッカ~ン
強烈な臭いと音の屁がシルバーのオケツから放たれた。
「くっせ~!」「どこのスカンク野郎だ!」「ドリアンよ、きっとドリアンだわ!」
館内が一気に感動モードから大混乱に陥った。
感動のシーンでこんな恐ろしいテロが起こるとは、感動のシーンで屁をされるだけでこんなに怒りがわいてくるとは、そんな特上の恐怖と怒りが人々の心に刻まれたのだ。
「感動のシーンが台無しだ。」「しらけるぜ。」「もう帰ろうぜ。」「ドリアンよ、きっとドリアンだわ!」
観客達は不平不満を言いながらゾロゾロと映画館をでて帰っていく。
「ふはははは、地球人共に強烈なやつを喰らわせてやったわ、カ~ッカッカッカ。」
高笑いしながら映画館を出て行く観客達をみていると、出口の所に見慣れた人物がいた。
太郎である。
太郎は親と一緒に話題の映画を見に来ていたのだ。
太郎は怒りの表情で泣きながらこちらをにらみつけていた。
「お、親分・・・」
シルバーは本気で怒っている太郎の顔を見ると、何も声をかけることができなかった。
太郎は親に連れられて帰っていった。
それ以来、太郎はシルバーのもとに遊びに来なくなった・・・。




        続く

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宇宙人

        1



20××年×月×日の午後、UFOが小学校の裏山に着陸した。
宇宙人の目的は地球上を我がもの顔でのさばっている、なんとなく気に入らない地球人達に恐怖を与えてやることだった。
宇宙人がUFOから降りるとそこには地球人の少年がいた。
少年は宇宙人を見ると奇声をあげ石を投げつけてきた。
「死ねやゴミ野郎~~~!」
石は的確に宇宙人の急所に命中した。
「痛えええ!こんの糞餓鬼が~~~!」
宇宙人は少年を捕まえてゲンコツを3発くらわせてやった。
少年は泣きながら帰っていった。
負けず嫌いの少年は次の日もやってきた。
少年は吹き矢で宇宙人を攻撃した。
吹き矢は的確に宇宙人の急所に命中した。
「痛えええ!こんの糞餓鬼が~~~!」
宇宙人は少年を捕まえてゲンコツを5発くらわせてやった。
少年は泣きながら帰っていった。
「なんなんだあの糞餓鬼は。」
宇宙人はイライラしていた。
しかし、その次の日も少年がやってきた。
少年は今度は日本刀で攻撃してこようとしている。
宇宙人はエスカレートする少年の攻撃に恐怖を感じて、お菓子をあげて仲良くなることにした。
「ま、待ちたまえ、お菓子をやるから、仲良くやろうな。ほらスダコサンとヨッチャンイカだ。」
少年はスダコサンとヨッチャンイカにむしゃぶりついた。
「宇宙人、貴様宇宙人のくせに良い趣味してるぜ!スダコサンにヨッチャンイカって最強に旨いよな!気に入った。貴様のそのライオンみたいな形の超かっこいい指輪、それをくれたら貴様の事を子分にしてやるぜ。」
宇宙人はお気に入りのライオンの指輪を少年に見せつけた。
「かっこいいだろ!これは俺の一番のお気に入りなんだぜ!悪いがあげられないな。」
「欲しい!欲しい!絶対!なんとしても欲しい!」
少年は一生懸命ダダをこねた。
「ダメダメ、ふ~しょうがないから子分になってやるよ、その代わり指輪はダメだ。」
ニヤリとする少年。
最初にわざと無茶なお願いをして断らせ、次の小さなお願いを聞いてもらいやすくするという心理テクニックがある。
少年は指輪を断らせて宇宙人を子分にすることに成功したのだ。あわよくば指輪も欲しかったのだがね。
少年の名前は太郎、太郎はその日から毎日宇宙人のもとへ遊びにくるのであった。




         続く

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