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赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

老人と草

         4


対局が中盤を過ぎた頃、臭男の弱々しい声が聞こえてきた。
「じじい・・絶対・・優勝しろ・・よな・・俺たちの夢を・・かなえてくれよ・・」
臭男の心の声が途絶えた。
老人は心の中では号泣していた。
しかし、対戦相手に弱みを見せるわけにはいかない。
平静を装い、たんたんと将棋を指していく。
老人はいままでにないほど集中している。もの凄い集中力だ。
長い戦いの末、老人は対戦相手を破り、ついに優勝した。
「やったぞ臭男・・・」
しかし老人の顔は悲しそうだった・・・。
あの優勝から半年がたち、また春の季節がやってきた。
あの日、優勝カップと共に臭男を埋めた場所にやってきた。
そこには若々しい芽が出ていた。
懐かしい声が聞こえる。
「じじいがよぼよぼと歩いてやがるぜ。」
「よぼよぼで悪かったな。」
老人の目から喜びの涙があふれた。



         完
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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

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