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赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

魔女っ子

        1




{魔女}それは普通の人間にはできない超常現象を引き起こすことができる、恐ろしい女である。
ここに人間の精神を破壊しかねない、おぞましい魔法を使うことができる10才の少女が誕生した。
それは夕食後の家族団らんのまったりとした時間に起きた。
少女がテレビを見ていたときである。
「チェスト~~~!」
少女の父親が突然、気合と共に豪快に鼻毛をぶち抜いたのである。
父親の手にはもっさりと鼻毛が握られていた。
5本?10本?いや30本はあるかもしれない。
父親は得意げな顔で少女をみる。いや、おまえにはできまいと見下したような表情を浮かべている。
少女は父親のドヤ顔が気に入らない。
この家の中で一番地位が低く、夕食はドックフードを食べさせられている父親が、自分に対して優越感を得ているのである。
少女は見よう見まねで鼻毛を抜いてみた。
「おんどりゃ~~~~!」
手には何も無い。鼻毛を抜くにはまだ幼すぎた。
「くっくっく、お前にはまだ早すぎたかな?だ~はっはっはっは。」
父親は日ごろ娘に意地悪されているので、このときとばかりに大声で笑うのだった。
悔しくて悔しくてたまらない少女は、泣きながら自分の部屋に駆け込んだ。
「くそ~~!親父め!そんなに鼻毛が好きなら伸びるように願ってやるわ!」
少女はムエタイの試合前に踊る神聖な踊り、{ワイクルー}を踊りながら精神を集中し、全身全霊を込めて父親の鼻毛が伸びることを祈った。
「伸びたまえ~!伸びたまえ~!親父の鼻毛よ、まるでうら若き乙女のロングヘアーのようなツルツルでスベスベで長い長い鼻毛よ、豪快に伸びたまえ!おんどりゃ~~~!」
隣の部屋から父親の悲鳴が響いてきた。
「ぎゃ~~~!鼻毛が~~、鼻毛が~~~まるでうら若き乙女のロングヘアーのようなツルツルでスベスベで長い長い鼻毛が~~~!・・・・」
この瞬間、鼻毛を伸ばす魔法が使える、恐ろしい魔女が誕生したのである。
そして夜が明けた。




       続く
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