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赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

前世ブーム

        3



失敗した・・・失敗してしまった・・・。
男が親友と入った飲み屋は座敷の店だったのだ。
親友の名は靴下臭次郎。彼は的確なアドバイスをしてくれて気遣いができるやさしい男である。しかし、足がめちゃくちゃ臭いという弱点があるのだ。
フグが自分の毒で死なないように、ジャイ○ンが自分の歌でダメージを負わないように、彼、靴下臭次郎も自分の足の臭いは全く気づいていないのである。
臭次郎が座敷へあがるため靴を脱いだ瞬間、強烈な異臭と黄色い煙が店に充満しだした。
「うおええ~!」「ぐおええ~!」「oops!」
店のあちこちから嗚咽が漏れてきた。
「俺思うんだけど、ひょっとして座敷って普通の店より酔うんじゃないかな?皆よく吐いてるしさ。ヘケケ。」
臭次郎はケラケラ笑いながら言った。
男は思った。
{違うんだよ臭次郎、お前の足の臭いが凄いんだよ。}
しかし心優しい臭次郎を傷つける言葉を男は言うことができなかった。
なにはともあれ、あちこちで嘔吐が繰り返される、この地獄絵図のような店内で飲み物とおつまみを頼み男の相談が始まった。
これまでのあらすじと本当は自分は前世をめちゃくちゃ知りたい事をカクカクシカジカ、ウンヌンカンヌン、ナンタラカンタラと説明した。
臭次郎は全てを聞くとスッと立ち上がった。
親友の靴下臭次郎は余計な気遣いをして男が痛くないように、強烈な悪臭と黄色い煙を放つ履いていた靴下を手に被せてクッションにしてから男の頬にビンタをした。
「このバカチンが!おまえが知ろうが知るまいが、おまえが過去にやったことは変わらないんだ!男ならば、たとえどんな恥ずかしい罪を犯したとしてもそれを受け入れてやり直せばいいじゃないか!」
効いた。臭次郎の言葉もだけど、なにより臭次郎の靴下を顔につけられた精神的ダメージはかなり効いた。
「目が覚めたぜ臭次郎さんよ。ちょっくら行ってくるぜ。」
店全体がゲロまみれの地獄のような店を後にして、男は前世占い師マダムキャサリンの元に向かうのであった。




        続く
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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

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