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赤いフクロウのショートストーリー

短い小説を書いています。

赤いフクロウのショートストーリーへようこそ

白い悪魔が飽きたようなので、また一人でやろうかな。





たまに奴が思い出したように小説を書くかもしれないが
気をつけよう。



夜空を見上げてごらん、星が綺麗だね。
でもね、僕は思うんだ。
ランキングボタンを押す君の指の方が
はるかに綺麗だよ。

犬の旅人 第3話


 ~犬の旅人~ 第3話

 私は、犬の旅人。

 みんなのアイドル豆柴で、名を「わん吉」と言う。

 私には秘められた能力がある。

 私は、人語を理解し、話せるのだ。

 私にもかつてはご主人様がいたが、とあることがきっかけで、私は旅を始めた。

 真のご主人様を探す旅を。


 私はある河川敷で2人の少年を見ている。

 少年たちは、己の感情と力をむき出しにお互いを殴りあっている。

 人の喧嘩を見るのは初めてだ。

 人間は自分の感情をぶつける時があっても、手を出すことはなく、あくまで口で相手を倒そうとする。 犬同士の威嚇のために吼え合うのとはまるで違う次元で喧嘩をする。

 だから私は、人にはキバがないため肉体的な喧嘩はしないものだと思っていた。

 しかし目の前で、少年たちは殴りあっている。 憎い敵を完膚なきまでに叩きのめす…素晴らしい、それこそ私にとってのロジックだ。

 私は彼らに見とれていた。

 そのうち彼らの動きが鈍り始め、次第にこぶしを出す回数が減っていき、遂にはお互い立ち尽くすのみとなった。

 私は、気になった。 

 彼らはどうやって勝者を決めるのか? 降伏の合図はどう出すのかと?

 
 私は事の終わりを見届けるために、彼らの側に近寄った。

 だが、それは私の予想していた終わりとはまるで違ったものだった。

 少年の1人が切り出した。

 「悪かった。」と。

 もう1人の少年は「もういいよ、なんかスカッとした。」と答え手を差し伸べた。

 2人は、固く握手をし晴れ晴れとした笑顔を見せている。

 「なんだそれは!! お互いが憎しみあって、始めた喧嘩であろうが、何故相手が降伏するまでやり合わないのだ!!」 私は、この釈然としない終わりに納得できずに2人に叫んだ。

 「うおぉ、なんだコイツ! 今しゃべらなかったか?」

 「あぁ、確かにコイツがしゃべった。」

 少年たちは、好奇と奇異の目でこちらをまじまじと見ている。

 私は腹を立たせながら2人に質問することにした。

 (つづく)

 
 

 
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テーマ:自作連載小説 - ジャンル:小説・文学

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